2017/07/23

居心地

氷出し緑茶

konpekiさんにもらった野性的な緑茶
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久しぶりにシネコンで「茅ヶ崎物語」という映画を観た
茅ヶ崎と音楽の関係、ルーツを人類学的な視点からも探るドキュメンタリー作品

桑田さんでお客さんを惹き付けた感はあったけど
それを引いても面白かった
一つの点から話がぐいぐいと線になってひろがってゆくのって楽しい
最近そんな風に話す事が減ってるなぁ


朝に「晩春」を観た
結婚って何なのだろうね
独り立ちのように、時期がただ、やってくるものなのかな
一世一代の嘘を吐いたんだ、という父の姿が愛しくて哀しい
愛だなぁ、と思う
ぽつり ぽつりと語られる言葉が
雨みたいにしっとりと沁みてくる
りんごがくるくるとむかれる最後の背中は本当に哀しかった
本当に愛してたら、「愛してる」なんて簡単に言えない

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最近 素敵な喫茶店に出会って、なんだか日々に色がついた心地
心が隅々までいきわたっているものは自然と伝わってくるし
なんとも居心地の好いものなんだな

2017/07/11

ひかり さん

"Delphinium" on the textile of Okinawa

ミンサー織とデルフィニウム
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いつも通る花屋さんで青い花束をみつけた

その日 母の従姉妹からお酢のジュースが届いていたので
それを飲んだ後に生けてみたらぴったり
何十年も前に織ったミンサー織を敷いてみたらこれもぐっとくる

デルフィニウムは去年の夏に好きな花屋さんで教えてもらった
ちりめんみたいで花びらに小さな斑点があるのがとても愛らしい

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MVから気になっていたハンバートハンバートの「家族行進曲」
わりと躊躇なく手に入れたけれど
これがもうすごくよくって!

何度も何度も聴いて
どの曲も全部よくて
最初は優しい家族の唄だと思って聴いていた

お昼ご飯を食べていたとき
ふと「ひかり」の歌詞が耳に届いて
そばを食べながら泣いてた

なんて唄だ、
と思って
最後まで聴いて
ばかだなぁと思いながら
また泣けた

ハンバートハンバートってこんな
恐怖というか不安というか
ぞっとするような唄も唄うひとたちだったのか

「真夜中」から「ひかり」へ続くながれがとにかく衝撃的だった

こんなシンプルな歌詞で、心をかっさらっていく
「横顔しか知らない」もよく聴いてるとどんどんストーカーに思えてくる
なんだろう、聞き込むほど最初と印象が変わるし、あばかれて、本性が見えてくる
怖いのに、怖いから聴いてしまう

こんなに通しで聴くアルバムは久しぶり
FISHMANSくらいかも
全部の流れを聴いていたい

「どうしようもない」愛しさとか苦しさとか哀しさが全部ちゃんと包まれててすごい

どぷり

「横顔しか知らない」
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友達のお子 ひかりさん
景という字だそう
素敵だなぁ

2017/07/03

しっくり

ステッチ
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服を買いに量販店へ行くと
知らずとも流行のものを買うことになる

そんな当たり前と、自分の懐事情も合わさって
久しぶりに針仕事をしてみた

大きな失敗も乗り越えて、なんとか2着作れた
でも身の丈にあう形というのがやはりあるようで
本通りに作ってもなんだかちょっと体に合わない
そこは手作りの強みで、躊躇なく色々いじってみる
丈をのばしたり、大きすぎたポケットにステッチをいれたり

このステッチはとても好きで大切なえみおわすの服を参考に見よう見まねで刺したもの
ウエストもゴムはなんとなく好きじゃないなと思っていたので
紐を通してサイドで結ぶようにしてみた。(これもえみおわすの服をヒントにさせてもらって・・)
お腹のとこで結ぶとごろつくけどサイドにすればすっきりするし見た目も好きで気に入っている。

そんな日々の発見に一喜一憂している

今日は行ってみたライブがアウェー感満載ですぐ出て来てしまった
ちょっと落ち込んだけど
好い本に出会えたのでよしとする
吉屋信子さんの「花物語」
当時の装幀なのか、箱入りで緑のカバーに金のすずらんの箔押しがしてあってとても素敵だった
文章も美しくて可憐

図書館で借りた「オキーフの家」がとてもよかったので買おうとしたら
どうももう出回っていないらしく古本にも手が出せなかった・・
マイロン・ウッドの写真がとてもよかった
砂漠にたたずむオキーフの家 行ってみたい

2017/06/25

Y

a glass of water / 土佐和紙-型染め

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土曜日
いつものあのパン屋へモーニング
「これからの私たちのことについて話そう」
と誘われていたので、わくわくして随分早起きをしてしまう

まだ夢の中みたいな話だけれど
少しづつ、形をつけてゆく
土曜日の朝
ここのパンはやっぱりおいしい

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無印で
気になっていた本、人と物シリーズの中から「小津安二郎」を手に取ってみた
小津作品になぜ惹かれるのか
やっと落ち着けた喫茶店にて、しみじみする

来る途中に読んでいた ネバヤン安部さんのインタビュー
向井さんの例のことば
「北の国から」
アキ・カウリスマキ

心に留まっている自分の心を動かすものごと
そこにある何か同じようなもの

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今朝 布団の中で茨木のり子さんの詩集「歳月」を読んだ

どれほどに夫を想っていたか
ごく個人的な真実をみつめ、綴ることばが痛い
「倚りかからず」の詩が改めて胸にきた
本を閉じ ぼんやり天井をみていたらまた眠っていた
わたしならこの詩集には「Y」と名付けるだろうな
あの箱にかかれた字のままに
それ以上ない、と思う

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先月から動画をみすぎて初めて速度制限がかかってしまった



久しぶりに聴いたハンバートハンバート
ことばって、みたままが伝わる人との間ではいらない
もどかしいから

2017/06/20

一服

金時人参の花
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3日間断食をしてみた
自分のことがよく分かった
体の弱点と、心の弱さが一気に吹き出して
ちょっとまいったけど
日に日に、不要なものが自然と消えていって
体も心もずいぶん身軽になれた
楽チンではなかったけど、やってみてよかったな

情報の取り入れ方もちょっと見直してみている
ただ勝手に流れてくるものは便利だけど
定期的に疲れてしまう
断食でお腹に力が入らなかったせいもあって
ぼーっと毎日ただ過ごしていたら
いいや、という気になった

意識しながら自分の足で歩いていれば
縁のあるものには出会えるんだと思う
足に石ころがあたって
それがまた何かにあたって


山間の資料館でお濃い茶とおいしい葛饅頭をいただいた
もう一服いかがですか
という言葉に
ああ、いっぷくって こういう時に使う言葉だったのか、と知る

美しい民藝の器
心と姿勢を正す
美しい時間